2018/1/25
水槽内をゆらゆら漂うクラゲ。その採集も一苦労!?

水族館と言えばお子様に大人気、というイメージを抱いている方が多いと思います。
鴨川シーワールドも例外ではなく、ほとんどの展示コーナーでは、お子様が一番元気に海の生き物たちとの触れ合いを楽しんでいます。
でも、一つだけ少し毛色の違う展示コーナーがあるのをご存知でしたか?

 

それは、クラゲの展示コーナー「Kurage Life(クラゲライフ)」

 

照明を落とした暗い雰囲気の中で、水中でゆらゆらと漂うクラゲを眺める…。
近年「癒し効果」があるということで、大人からの人気が上昇中。
一時間以上も見つめ続ける人もいらっしゃいます。

お子様に人気の鴨川シーワールドですが、クラゲ展示コーナーだけはお客様の年齢層が段違いに高めなんです!?

そんなクラゲですが、どのように集められているかご存知ですか?
実は、そこにはスタッフたちの地道な努力があるのです。

 

鴨川シーワールドでは、スタッフが近くの港まで網や柄杓(ひしゃく)を持って出かけ、自分たちで採集しています。

近くの港で、日が暮れた後も黙々とクラゲの採集を続けるスタッフたち

クラゲがどのように採集されているのか知るために、スタッフの採集活動に同行してきました。
この日は、夏の海水浴場でよく見かける、アンドンクラゲの採集が目的です。

 

アンドンクラゲは光に集まる習性があるため、夕暮れ時から採集活動をスタート。
海に光を当てながら、網や柄杓を使って集めていきます。
この日はカサ径が1cm程度の小さいアンドンクラゲをいくつか採集できました。
ここから飼育することで、数週間かけて展示できる大きさにまで成長させるのです。

この日採集できたアンドンクラゲは、小指の爪先ほどの大きさでした

実は、アンドンクラゲは繁殖の仕組みがまだすべて解明されていないため、その調査研究も兼ねています。
その調査研究も、鴨川シーワールドの重要な活動の一つです。

 

そのクラゲ展示の責任者である開発展示課長の齋藤も、クラゲの魅力に取りつかれた一人です。
「『気持ち悪い』と言われることも多いクラゲですが、それだけインパクトがあるということ。クラゲにとってはほめ言葉ですよ」と、笑顔を見せます。

「クラゲの種類ごとのサイズや泳ぎ方の違いに注目してください」とクラゲの魅力を語る齋藤

大人たちを魅了して止まないクラゲですが、スタッフの影の努力を知って観察すると、また違った印象を受けるかもしれません。
次回鴨川シーワールドにお越しになる際は、ぜひクラゲ展示コーナーの前で立ち止まってみてくださいね。

 

「Kurage Life(クラゲライフ)」は現在耐震改修工事に伴い、2018年3月中旬頃まで展示を中止しております。
お客様にはご迷惑をおかけいたしますが、何とぞご理解たまわります様お願い申し上げます。
鴨川シーワールド
雄大な太平洋を目の前に「海の世界との出会い」をコンセプトにした、生命の大切さとふれあいのすばらしさを感じ、楽しく学ぶことのできる日本を代表する水族館です。海の王者シャチをはじめ、ベルーガやイルカ、アシカのパフォーマンスのほか、自然環境を再現した展示を通して800種11,000点の川や海の動物たちに出会うことができます。
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